「Dojo Text Area」「Dojo Simple Text Area」とは
いずれも、改行可能なテキストを入力するためのコントロールである。
実装方法
コントロールビューの[Dojo Form]にある「Dojo Text Area」または「Dojo Simple Text Area」をドラッグ&ドロップする。
後述のプロパティを設定する。
「Dojo Text Area」「Dojo Simple Text Area」の概要
Notesクライアントで、カギ括弧(『』)型の項目入力に慣れていると、
Web上では四角いテキスト枠しかなくサイズが不変なのが、もどかしい場合がありました。
入力した文字と行の分だけ、サイズが広がったりは、せず、
スクロールバーを上下させないと全体が確認できない。
開発する側も、あらかじめ個々の項目の標準的な枠サイズを設計段階決めなくちゃならない。
しかし、この2タイプのText Areaでは、そうしたストレスが軽減され、
Notesクライアントの『』型に近い自由サイズの入力を実現できます。
つまり、編集しながら入力欄の幅を広げることができます。
「Dojo Text Area」の場合、文章を入力しながら改行する度に縦の行数が広がります。
ただし、横の幅は固定ですので、設計開発段階で必要に応じて決定・設定します。
一方、「Dojo Simple Text Area」は、縦横とも融通がききます。
エリアの右下端をつまんでドラッグすることで、
自由自在に縦横の大きさを変更することができます。
ただ、文字を入力する行為と、枠の大きさを変更する行為を、別々に行う必要がある点が少々煩わしいでしょうか。
「Dojo Text Area」「Dojo Simple Text Area」のプロパティ
他のDojoコントロールと共通のプロパティについては略します。
Dojo Text Boxと同様の、
-
lowercase
-
propercase
-
uppercase
の3つの文字整形が行える他に
で、縦横の初期サイズを指定できます。
ただし「Dojo Text Area」ではrowsの指定が無視されます。
なお「Dojo Simple Text Area」は、IEではうまく動作しないケースがありました。
現時点では、Extension Library 自身ではなくDojoそのものの問題/制限と思われます。